イオン藤井寺ショッピングセンター(大阪府)には出力100キロワットの太陽光発電設備を設置

店舗で使う電力のすべてを再生可能エネルギーで調達する試みが始まっている。

GMS(総合スーパー)最大手のイオンは3月、「イオン藤井寺ショッピングセンター」(大阪府)を再エネ100%店舗として運営すると発表した。同店は、国内大手小売りで初めて「オンサイトPPA」という仕組みを契約。店舗の屋根を事業者に貸し出して、太陽光発電設備の設置・運営を委託し、発電した電力を自家消費する。

イオンはこれまで、自社で太陽光発電設備を設置・運営していたが、莫大な初期・運営コストが発生した。今回、専門業者に委託することで再エネを安価に調達できる。「経済安定性を図らなければ再エネ店舗は継続できない」と、イオン環境・社会貢献部の鈴木隆博部長は語る。

同店の太陽光発電設備は出力が約100キロワットで一般家庭30世帯分に相当する電力を供給するが、それでも店舗で使う電力の1割以下しか調達できない。すべてを賄うには限界があるため、実質的に再エネ由来の電力が使える関西電力のスキームを活用するなど調達の多様化でしのぐ。