さかい・たつふみ 1959年生まれ。84年東京大学法学部卒業、2012年みずほフィナンシャルグループ執行役員、13年同常務執行役員、16年みずほ証券取締役社長、18年4月みずほフィナンシャルグループ社長・グループCEO、同6月取締役社長。(撮影:尾形文繁)

みずほフィナンシャルグループはコロナ危機をどう乗り切り、反転攻勢をかけるのか。坂井辰史社長に聞いた。

──企業の資金繰り需要はどの程度逼迫しているのでしょうか。

海外で4兆円、国内大企業で11兆円、中堅・中小で2兆円弱、計約17兆円の申し込みがある。コミットメントラインの設定も合わせ、そのうち10兆円程度実行した。

海外は4月以降、資本市場が落ち着いたことで返済するケースも見られるが、懸念は中堅・中小だ。週1000件ペースの申し込みが今も衰えていない。

足元は流動性の問題だが、今後は損失を吸収できる資本が十分かという問題になってくる。政府系の金融機関と連携しながら取り組む。公的な立場だからできること、民間の立場だからできること、それらを組み合わせて解決できることがある。それを見定めてしゃかりきになりやっていかないと間に合わない。

──目利きが試されますね。