右肩上がりで業績が拡大し、今後も伸びが期待できる「成長持続企業」はどこか。『会社四季報』夏号から、経常利益が前期まで3期連続で増え、今・来期も増益が予想される企業を抽出。大型銘柄(対象は時価総額上位800位以内)と中小型銘柄(同801位以下)に分け、今期の予想増益率が大きい順に掲載した。

大型銘柄で1位のチェンジは、IT支援やデジタル人材育成支援を主力としてきた企業だ。今2020年9月期は18年11月に買収した、ふるさと納税サイト事業「ふるさとチョイス」が業績拡大を牽引する。ふるさと納税の利用者が増えているうえ、平均取扱手数料率の引き上げ施策が奏功し、同事業の利益が大幅に伸びる。

2位には最高益更新率で首位のレーザーテック、3位には同じく6位の神戸物産がランクインした。神戸物産は冷凍食品など業務用食材の販売店「業務スーパー」をFC方式で展開。独自のPB商品などがテレビの情報番組でたびたび取り上げられ、一般消費者にまで利用者層が広がってきたところに、新型コロナによる巣ごもり需要が重なった。

4位のジャストシステムは法人向けクラウドなどのIT支援業務が好調。5位のストライクは中小企業の事業継承案件を得意とするM&A仲介会社。7位は工事用間接資材のネット通販会社、MonotaRO。コロナの影響で製造業など法人顧客への間接資材販売はやや鈍化するが、個人客を中心に衛生用品の販売が拡大している。

(注) 今期経常増益率の高い順にランキング。対象は時価総額800位以内、今期が2020年6月~21年3月期、経常利益の過去3期実績と四季報の今期・来期予想がすべて増益の企業。決算期変更企業、会計基準変更企業は除く。HDはホールディングスの略。PER、PBRは6月12日時点