小田原市は神奈川県の南西端にあり、西に天下の嶮(けん)といわれた箱根を、南に相模湾を抱く人口18万9000人の街である。

戦国時代には北条氏が治め、江戸時代には箱根を控えた宿場町として栄えたが、戦後は観光と漁業の街として知られるようになる。交通の便は悪くない。JRは東海道線、東海道新幹線が街を貫き、小田原駅のほか、国府津、鴨宮、早川、根府川の駅を持つ。私鉄では小田急電鉄で町田や新宿方面にアクセスでき、箱根登山鉄道や伊豆箱根鉄道などが観光客を運ぶ。

漁業も盛んで定置網や刺網などの漁法でアジ、サバ、イワシ、カマスなどを捕る。市内にはかまぼこ店も多く、観光客に人気だ。

企業も意外と多く立地する。小田急箱根ホールディングスの本社をはじめ、ライオンや第一三共プロファーマなどの医薬系の工場、日立系の工場や事業所が市内各所に存在する。