サンフロンティア不動産 会長 堀口智顕(ほりぐち・ともあき)
[サンフロンティア不動産] 1999年に堀口氏が設立。不動産流動化で急成長を遂げ、2007年3月期は87億円の営業黒字を稼ぎ出すも、リーマンショックで09年3月期に170億円の営業赤字。その後は得意の中小オフィスビルに回帰し、20年3月期の当期純利益は過去最高に。

2月に物件の仕入れをいったんやめた。コロナ禍の影響を見極めるためだが、その後も金融機関の融資が止まる気配は見えなかったので、不動産市況はさほど落ち込まないだろうと判断した。6月からは物件を厳選しつつ、仕入れを再開している。

リーマンショックの前、若いアナリストやファンドマネジャーらは、短期的に利益を増やせる会社を高く評価する傾向が強かった。私がIR(投資家向け広報)の説明に行くと、彼らは「現金を活用したらどうですか」と言って、短期の物件売買で利益を上げることをよく提案してきた。当時の私は、よもやそこにわなが待っているとは知らなかった。