もりた・ちょうたろう 慶応義塾大学経済学部卒業。日興リサーチセンター、日興ソロモン・スミス・バーニー証券、ドイツ証券、バークレイズ証券を経て2013年8月から現職。日本国債市場での経験は通算で20年超。グローバルな経済、財政政策の分析などマクロ的アプローチに特色。(撮影:大澤 誠)

5月下旬から6月上旬にかけての世界的な株価上昇局面は、「コロナバブル」などと呼ばれている。

新型コロナウイルスの感染拡大第2波のリスクが懸念される中で、3月下旬からのわずか2カ月ほどで米S&P500指数が40%も上昇したのは、FRB(米連邦準備制度理事会)をはじめとする各国中央銀行による過剰な金融緩和が要因だとの指摘も多い。

しかし、現在の株価の動きには、より本質的な点で懸念すべき別の要素がある。それは、現在始まりつつある景気の反発や株価の急反発を促しているドライバーが、はたして何なのかということに関連する。