(イラスト:ソリマチアキラ)

当たり前の生活サイクルだったものが、異質な生活サイクルを強いられる痛苦は、人の穏やかさをかき乱す。それはゴルフだけの世界をとってみても同様だ。

いつもなら4月のマスターズで春を感じ、興奮や感動を味わって、6月の全米オープンが待ち遠しい時節のはずだった。ポッカリと空洞感と戸惑いを感じる。これが観る側でなく選手という当事者にとってみれば、国内外を問わずトーナメントのイベントが次々と中止になって、行き場のないありさまが続いている。

そんなさなかに、いち早くトーナメント再開スケジュールを発表したのが、米ツアーだった。日本では、緊急事態宣言が出されて間もない4月から5月にかけてだった。6月中旬という時期を区切っての発表だった。