持続可能な経済成長指数が高い国のほうが、そうでない国よりもコロナ禍をうまく乗り切っている(写真:REUTERS/Kim Kyung-Hoon)

最近、今年に入ってから私が「Project Syndicate」に寄稿した全ての記事を読み直し、振り返ってみた。すると、特に2つの記事が目に留まった。

1つ目は1月の記事。新たな生産性の高まりがなければ、世界が過去数十年間と同じ水準の経済成長を2020年に達成することは困難だろうという意見を提示した記事だ。

その後2月には、2019年の映画『パラサイト』でアカデミー作品賞を受賞した韓国のポン・ジュノ監督を称える記事を書いた。この功績は、韓国の経済と国としての成長が、私の世代にとって最も興味深く、注目せざるを得ないストーリーであると結論付けた。

その記事を書いた時には、韓国が新型コロナウイルスのパンデミックに直面していることは知る由もなかった。当初は、韓国への称賛を早まってしまったかと危惧したものだ。

しかし6月現在、韓国はパンデミックの第一波阻止に成功した国のリストの上位にある。実際、持続可能な経済成長の指数が高い国のほとんどが、概してそうでない国よりも上手く現在の危機を切り抜けている。