なかじま・のりお 1961年生まれ。85年村田製作所入社。モジュール事業本部長、取締役などを経て、2017年から代表取締役および専務執行役員。20年6月26日の株主総会後に社長就任予定。創業家以外で初の社長に。

電圧を調整する積層セラミックコンデンサー(MLCC)で世界首位の村田製作所。今後の事業環境をどうみているのだろうか。

──新型コロナウイルスの影響で、電子部品の主要な客先である自動車産業などの生産が落ち込んでいます。

車載用途の回復には1年程度を要するだろう。計画していた設備投資の一部については、実行時期を調整中だ。社長就任が決まった3月から短期間で事業環境が大きく変わり、たいへんな時期に社長になると思っている。

足元の数量は減るが、中長期的にみれば、自動車の電動化や電装化で電子部品の需要が拡大するストーリーは何ら変わらない。通信規格の5G移行も追い風だ。将来の需要拡大に備える必要があり、そのために必要な設備投資はしっかりやっていく。

──5G関連については、コロナがどう影響しそうですか。