NTTに電話交換機を納め、かつて「電電ファミリー」と呼ばれたNECと富士通。その後に総合電機メーカーとして成長したが、この10年でパソコンや半導体、携帯電話などノンコア(非中核)と判断した事業を次々と切り離し、巨大ITベンダーへと姿を変えた。そんな両社がようやく成長軌道に戻りつつある。

下図のように、2020年3月期の両社の営業利益は約5年ぶりの高水準に。今期も増益見通しだ。ただ本業の稼ぐ力というよりも、前年度に国内で実施した各3000人規模の人員削減や海外の事業再編の効果が大きい。長くリストラが続いたが、両社首脳は「これで一段落だ」と口をそろえる。