おがさわら・ひろし 1955年愛媛県生まれ。79年九州工業大学情報工学科卒業後、安川電機に入社。2006年取締役。インバーターなどの事業部長、技術開発本部長を経て、16年から現職。(撮影:尾形文繁)

産業用ロボット世界4強の一角、安川電機は受注の行方をどう見ているのか。

──足元は厳しい事業環境が続いています。

欧米や国内の状況が厳しい。米国はエネルギー関係、欧州は自動車分野の設備投資がとくに悪化している。国内も内需刺激策によって、次世代通信規格の5Gやパソコンといったネットワーク周辺機器に関連する投資に動きはあるものの、全体としてはよくない。

一方で、中国は意外なことに絶好調だ。マスク製造の特需に加えて、インフラ関連の内需が支えている。(中国製品の)輸出先である欧米の経済が悪化しているため、6月以降は見通しにくいが、中国政府の5Gやデータセンター、AI(人工知能)、EV(電気自動車)に関連した投資が出てくるだろう。