慶応大学大学院 商学研究科教授 鶴 光太郎(つる・こうたろう)1960年生まれ。経済企画庁(現内閣府)などを経て2012年から現職。専門は組織と制度の経済学。(撮影:尾形文繁)

テレワークの本質は自由に時間、場所を選んで働き、生産性を高めることだ。私は新型コロナ流行前に、政府の規制改革会議の座長などとしてテレワークを推奨してきた。ただ制度は導入されても活用は広がらず、「仏作って魂入れず」の状態が続いた。

今回、多くの企業に半ば強制的に導入されたことで、多くの人が「案外やれる」と気づいたのではないか。これは大きな成果だ。もちろん今回は休校で子どもが在宅しており、かねて想定していたテレワークとは状況が違う。結果として仕事に集中できず、「テレワークは非効率」と結論づけるのは間違いだ。

ジョブ型と相性がいい