新型コロナの患者数の抑制にメドが立ち、米経済は再建へ軸足が移る(AP/アフロ)

新型コロナウイルスで深い傷を負った経済の立て直しが課題となる米国で、即時に反映されるデータを用いて感染の経済的な影響を捕捉する試みが加速している。目指すのは、きめ細かな政策対応を可能にする手がかりの提供だ。

5月初めに、米ハーバード大学のラジ・チェティ教授が率いるチームが、新型コロナウイルスの感染の影響を中心に、民間企業が集めた全米の経済データを参照できるウェブサイトを立ち上げた。

新型コロナウイルスの感染拡大では、地域ごとの感染者数などの即時データが重視され、経済活動の自粛や再開時期の目安となってきた。感染対策から経済再建に軸足が移ってくると、感染が経済に与える影響でも同様のデータが有用になる。だが、公式統計には限界があった。発表までに時間がかかるうえに、細かな地域別のデータは入手が難しいからだ。