週刊東洋経済 2020年5/30号
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大学 シン・序列を生み出した4つの波

いま大学の序列が変わろうとしている。その背景にあるのは、大学を襲う4つの荒波だ。

1つ目は少子化だ。1990年には201万、2000年には151万だった18歳人口は、20年には117万、40年には88万にまで減る。母数の減少に伴い、17年のピーク時には63万だった大学進学者数も、40年には2割減の51万になる。

名門大学でさえ安泰ではない。生き残りを懸け、東京大学、早稲田大学は3月に包括協定を発表。4月には旧帝大の一角である名古屋大学が岐阜大学と経営統合した。

2つ目の波は定員厳格化だ。地方から大都市圏への人材流出を防ごうと、国が入学定員の管理を強化。その結果、都市部の大学の倍率は上昇し、私立大の難易度が高まっている。受験生は超がつくほどの安定志向を強め、安全圏の大学を積極的に受験する。20年の志願者数は、早稲田や明治大学といった難関大学を抑え、近畿大学が1位、日本大学が2位となった。