まつもと・よういちろう 1949年生まれ。72年、東京大学工学部機械工学科卒業。77年、同大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。東大工学系研究科・工学部長を経て、2009年、東大理事・副学長。15年、理化学研究所理事(現任)、18年から現職。

──2025年度までに、学部・学科の再編や、キャンパスの再配置を進めていきます。

国際化やデータサイエンスへの対応など、大学を取り巻く環境は大きく変化している。学際的・横断的な教育研究を推進する組織を設けて、多様性や機動性のある構造に見直す必要があると考えた。

神楽坂キャンパス(東京都新宿区)は、理学部の中でも数学系の研究分野を強化するとともに、科学的アプローチで学ぶ経営学部も学科を新設する。地下鉄・神楽坂駅の近くというアクセスのよさを生かして、社会人のリカレント(学び直し)教育にも力を入れる。

野田キャンパス(千葉県野田市)は、免疫学の大家である多田富雄先生が発展させた生命医科学研究所がある。比較的広いキャンパスなので、関連する学部・学科組織が、連携した教育・研究を展開するにはよい場所だ。