次の時代を担う人材をどのように育成すればいいか──。各大学の新設学部や新しい教育プログラムから、その答えが見えてくる。私立大学で相次いでいるのが、国際系、情報系、既存の学問体系にこだわらない独自の学部・教育という3つのトレンドだ。

国際系で先陣を切ったのが、2008年に設立された立教大学の異文化コミュニケーション学部と法政大学のGIS(グローバル教養学部)だ。ともに英語を中心としたカリキュラムを基に、海外留学といったプログラムを充実。英語で受講できるコースも設けられ、帰国子女などが多く入学している。

上智大学は14年に総合グローバル学部を設置、国際関係論やアジア、アフリカ、中東の地域研究などを手がける。

学習院大学も16年設立の国際社会科学部で英語を充実させたカリキュラムを展開、国際的なビジネスの場で活躍できる人材を育成する狙いだ。中央大学も19年に国際経営学部を新設、経営学を英語で学べる点が強み。外国語の授業だけで卒業できるため外国人留学生の受け皿となっており、2年目の今年は外国人学生数が倍増する見通しだ。

情報系の新設相次ぐ

さらにAI(人工知能)やビッグデータといった情報系分野も開設が相次ぐ。

明治大学は13年に総合数理学部を設立。「現象数理学科」「先端メディアサイエンス学科」「ネットワークデザイン学科」の3つの学科を設け、数理と情報を基にした教育を展開する。東洋大学も17年に情報連携学部を開設。エンジニアリング、デザイン、ビジネスなどの分野を融合し、プログラミング教育などに取り組む。