女性リーダーは「ガラスの崖」を駆け上がることのよって現在の地位を得た。アーダーン首相もそうだ(REUTERS/Martin Hunter)

多くの国が新型コロナウイルス感染症の蔓延阻止に向けた取り組みを続ける中、2つの国が事実上の終息宣言した。ニュージーランドとアイスランドである。この両国政府が女性の首脳に率いられていることは偶然ではない。

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相とアイスランドのカトリン・ヤコブスドッティル首相の2人は、新型コロナウイルスの危機で素晴らしいリーダーシップを発揮した。そのリーダーシップは多くの称賛を受けるに値するものだ。女性リーダーの活躍は、この2人だけではない。検査と死亡率の面で優秀な結果を出している上位10カ国のうち、エストニア、アイスランド、ニュージーランド、台湾の4カ国・地域のトップを務めるのは女性だ。ドイツのアンゲラ・メルケル首相とデンマークのメッテ・フレデリクセン首相も、パンデミックで発揮したリーダーシップを高く評価されている。

世界全体をみると、リーダー的地位を占める女性の割合は7%未満であり、今回の新型コロナウイルスの危機に際し、これだけ多くの女性リーダーが卓越した成果を挙げたという事実は注目に値する。

問題ある国のリーダーは家父長的な男性

話はこれで終わらない。新型コロナウイルス対策で最も後れを取っている国々の中には、悪びれもしないほどに旧態依然の「男の中の男」タイプの人物がリーダーとなっている国が多いのである。