(KazuA/PIXTA)

企業の資金繰りが悪化する中、銀行はその支援を迫られている。主要銀行の見通しでは、企業の資金需要は2008年のリーマンショック時を上回る。

足元で実行されている融資は、政府系金融機関によるものが中心だ。しかし今後も企業の資金繰り悪化が続けば、民間銀行が自らリスクを取って融資をする機会も増えてくる。この際に利用されるのが民間銀行の用意する緊急融資制度だ。銀行にすれば貸出金の拡大が見込めるが、「儲けは少なく事務コストばかりかかる商品」(地方銀行行員)というのが実態だ。