(asaya / PIXTA)

プログラミングのスキルがなくても扱えるAI作成ツールの中には、無料で使えるものもある(ただし期間や機能などに制限あり)。ここではソニーネットワークコミュニケーションズが提供する「Prediction One(PO)」を利用して、AIを自作しよう。(公式サイト https://predictionone.sony.biz/

想定するビジネスの課題は、営業を効率的に行うことだ。そのために過去の実績データを学習させたAIを作って、成約確率が高いと見込まれる顧客を予測させ、有望顧客リストを作成する。

はじめにAIの開発環境を整える 1 。POをパソコン(対象OSはウィンドウズ8.1、10)にインストールして起動し、プロジェクトを作成する。必要なデータがそろった成約予測のチュートリアルがPOに用意されているので、それをプロジェクトに用いる。ここでは扱わないが、自分でデータを準備すれば独自のAIも作れる。

開発全体の流れは、学習データを作成する→AIに学習させ、学習済みAIを作成する→そのAIに予測させる、だ 2 。細かく見ると6つのSTEPに分かれる。

学習データを作成するところから始めよう 3 。ここで行うことは大きく分けて2つ。「STEP1 学習データ準備」と「STEP2 データ前処理」だ。AIを作るためには、AIに何を予測させるかを決め、必要な学習データを収集・整理しなければならない。

学習データにはPOに用意されているCSVファイル「1_サービス成約.csv」を用いる。その中身を確認しよう。ダブルクリックすると、エクセルが立ち上げられてファイルが開く。1つの行で1セット、列は全部で9列だ。