閑散としたオフィス街の映像を見ると、勤労者が消えてしまったと錯覚してしまう。しかし、高層ビルの一角、窓のない密室のコールセンターでは約100人が働いている。隣との座席間隔は1メートル。3密の空間で10時間しゃべり続ける毎日に、従業員の一人は「いつ集団感染が発生してもおかしくない」とため息をついた。

医療現場や食品スーパーで働く人々には、メディアなどで光が当てられることも多い。ただ、目立たない場所で、危険と隣り合わせで働く人々はたくさんいる。

コロナ禍が始まって約3カ月が過ぎた。2011年の東日本大震災後と比べて世の中に元気さが感じられない。それはなぜなのか。