(イラスト:ソリマチアキラ)

最近僕のゴルフ仲間たちは、ストロークプレーの呪縛から解き放たれようという傾向にある。

ゴルフは18ホールをプレーしてそのスコアの合計で争われるという、ごく一般的なゲームが主流になっている。でも、もともとのゴルフゲームの始まりにおいては合計ではなく、そのホールのスコアで勝ち負けを争っていた。その理由は、今のようにどのコースも18ホールが完備されていたわけではないからだ。

例えば初期のコースのホール数を調べてみると、5ホール、7ホール、6ホール、あるいはわずか3ホールという記録もあれば、片やモントローズのように25ホールと欲張りなコースもあった。そもそも、19世紀まではゴルフコースのホール数は各自まちまち。世界のゴルフの聖地とうたわれるセントアンドリュースでさえも、最初は12ホールしかなかった。それが、22ホールとなりさらに18ホールに変わり定着した。セントアンドリュースが、あらゆる点で全英ゴルフ界の模範となったこと、加えてマッチプレーが主流だった競技方式が、ストロークプレーの発達によって、各コースが共通の競技を目指した結果、ほとんどのコースが18ホールに落ち着いたのである。