(撮影:梅谷秀司)

企業は今回の危機にどう対応すべきか。日本経済団体連合会(経団連)の中西宏明会長に聞いた。

──コロナ危機をどのように捉えているか。

今回の危機の影響は、かなり広範囲に波及すると思う。日本は他国に比べて爆発的な感染を何とか抑えてきたといえるが、海外は非常に深刻。とくに米国は3月下旬以降、急激に感染者が増えていった。それに先立ってイタリアやスペインも感染爆発を経験した。

これがアジアでどのように波及していくか。そしてアフリカではどのように波及していくか。おそらく長期にわたって、もぐらたたきのような状態が続くだろう。グローバルにみて終息したといえるのは、かなり先のこと。世界経済は長期にわたって大きなダメージを受ける。その覚悟が必要だ。

取材は「ソーシャル・ディスタンシング」を意識して広い部屋で行われた(撮影:梅咲秀司)

──リーマンショックとの違いは?

性格がまったく違う。今回の危機は、各国とも外出自粛などによって強制的にデマンド(需要)を抑え込まなければいけない。いったん抑え込んでしまったデマンドがどういう格好で盛り上がってくるのか。いろいろな手を打たないと簡単には回復しないだろう。

とにかく資金繰りが重要

──経団連は政府へさまざまな要望や提言を行っている。そのポイントは?