3月25日の緊急会見で「何もしなければロックダウンを招いてしまう」と発言した小池都知事(つのだよしお/ アフロ)

4月7日、緊急事態が宣言され、新型コロナウイルスとの戦いは長期戦に入った。「発症率は低いが、感染力が極めて強い」のがこのウイルスの特徴だが、それにまつわるデマのほうは「発症率が高いうえ、感染力もより強烈である」ことを胸に刻む絶好の機会があった。

3月28日朝ごろから、「今晩 or 明日の晩に安倍総理の緊急会見があり、4/1からロックダウンという発表がある」というチェーンメールがSNS(交流サイト)に転載され、瞬く間に拡散。長期間の「引きこもり」に備えた生活必需品の買いだめや、東京が「巨大なクルーズ船」になるのを恐れた大規模な首都脱出が懸念されるほどになった。

30日午前6時には日本維新の会の音喜多駿参議院議員(東京都選出)がインターネット上の言論サイトで、このデマを取り上げるに至った。

「週末は『(経済に混乱が大きい)年度末を避けて、4月1日に緊急事態宣言→ロックダウンだ』という内容のチェーンメール(?)が界隈(かいわい)で盛んに出回りました。政治関係者やマスコミ各位だけではなく、一般の方にも広まっていたようで、支援者の方や友人たちからも『これは本当か?』という問い合わせが相次ぐような状態で…。結論から申し上げれば、いま飛び交っている『4月冒頭ロックダウン説』はほぼすべてスルー推奨案件だと思っています」

音喜多氏は無視してもいいと断言しているが、次のように続けている。「これは緊急事態宣言やロックダウンが『行われない』という意味ではありません。事態は切迫しており、むしろいつ出されてもおかしくない状態だと思います。だからこそ、もはや最後の『政治決断』が首相に預けられている状態であり、その胸中は本人のみぞ知り得るということです。『ロックダウンがくるぞ!』と言っていれば、とりあえず2分の1の確率で当たるわけですから、そんな情報に振り回されても仕方がないわけですね」。