新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大都市ニューヨークも外出禁止令の対象に(ロイター/アフロ)

世界中で新型コロナウイルスが広がる中、米国では全米50州のうち21州が外出禁止令を出し(3月25日現在)、国民の半分がその影響を受けているとされる。

米国での感染防止対策は、これ以前も非常にわかりやすい表現で行われていた。「ソーシャル・ディスタンシング」である。これは、他人と6フィート(約1.83メートル)以上距離を取れという意味だ。3条件(密室、密集、近距離での会話)が重ならないという日本での設定は、避けるべき「状態」を定義している。だが、米国では相手への「距離」という実に単純明快な言葉を用いている。他の解釈を許さない米国流と言える。

これで、ほとんどの社会行動が変わった。オフィスでの仕事、会議、コンサート、スポーツクラブなどの多くが自主的に中止や閉鎖になったほか、握手やハグも行わない。学校も授業を停止し、レストランやカフェの出入りも減った。