(写真:REUTERS/Issei Kato)

コロナウイルス(COVID-19)禍は地球規模で急速に悪化し、日本の安倍晋三首相は厳しい現実を受け入れざるを得なかった。

東京オリンピック夏季大会の計画変更が必要となる可能性を今週自ら国会に伝え、2021年に延期することで国際オリンピック委員会(IOC)と最終的な合意に達した(IOCは4週間かけて決定に至った)。

問題は日本の準備不足ではなかった

安倍首相は大会延期に気が進まなかったが、これは最近まで理解できることであった。2020年のオリンピック・パラリンピックは、日本が2011年の壊滅的な地震、津波、原発事故からどれほど復興を遂げたかを世界に示すチャンスであると長いあいだ宣伝されてきた。にわかに信じ難いと感じている部外者に日本の多様性と寛容さを示すチャンスとされてきたのである。大会の延期や中止は、大きな失望と莫大な費用を意味すると思われた。