定額制ビジネス「サブスクリプション(サブスク)」が注目を浴びている。動画や音楽の配信サービスなどの成功事例がもてはやされているが、すべての商品やサービスのサブスクが成功しているわけではない。

芳しくない代表が自家用車のサブスクだ。米国ではゼネラル・モーターズやフォードが、日本でもトヨタ自動車が先陣を切ったが、いずれも成功していない。その最大の理由はお得感がないことだ。

例えば、トヨタの「KINTO(キント)」の月額料金は、小型車で3万円台からでプリウスなら約5万円だ。この金額には税金や保険料、車検の諸費用が含まれており、通常なら保険料の高い若者が、3年間で乗り換えるといった特定の条件なら、KINTOがお得な場合はある。とはいえ、一見して魅力的な価格とは程遠い。その証拠に会員数は増えていない。