ニコンが2018年に投入したミラーレスの高級機種「Z7」。想定より苦戦している(撮影:尾形文繁)

三菱財閥4代目総帥、岩崎小彌太が出資して設立された光学機械の名門ニコンが岐路に立っている。

ニコンの2020年3月期売上高は前期比12%減の6200億円に落ち込む見通しだ。かつては1兆円を超えていたが、7年連続でじりじり減収している。

最大の要因は主力であるカメラの不振だ。カメラを含む映像事業は通期で100億円の営業赤字に転落しそうだ。岡昌志CFOは「急速なカメラ市場の縮小が止まらない」と肩を落とす。