有料会員限定

新築より売れる中古、後悔しない買い方とは 中古マンションの選び方

✎ 1〜 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 最新
拡大
縮小

実物を見て購入できる中古ならではのチェックポイントを解説。

(Fast&Slow / PIXTA)

特集「マンションの罠」の他の記事を読む

「購入するなら新築ではなく中古マンションを」と考える人は賢い。近年は、新築マンションより中古マンションのほうが売れている。

マンション市場が始まって以来、初めて中古の成約件数が新築の供給戸数を上回ったのは2016年。さらに17〜19年も連続で中古が新築を上回っている。「新築価格が高騰し、消費者がついていけなくなった」「立地のよい中古物件を購入し自分好みにリフォームする」といったことが要因だ。

しかし、中古の平均成約価格も17年3195万円、18年3333万円、19年3442万円と上昇。安くない買い物となっている。後悔しない中古物件選びが重要だ。

図面以外をよく確認

中古マンションは物件を見てから決定できるという利点がある一方、図面は簡略的であることが多い。内覧するときは図面ではわからない点をよく確認すべきだ。

まず、日当たりや眺望、風通し、臭い。窓を開けて実際にすべてのバルコニーに出て眺望を確認してほしい。その際、前に建物が建たないかなどの確認も重要だ。役所に行けば、近隣に建築計画があるかどうかを確認できる。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
マンションの罠
都心部やターミナル駅至近の物件が上位にランクイン
住宅ローン市場に異変
利息だけ考えていてはダメ
デベロッパーに直撃5|東京建物
「浸水対策」はどこまでできるか
デベロッパーに直撃4|三菱地所レジデンス
「周辺相場より安い」というセールストークの実力は?
PART2 セールストークの本音|おひとりさまに新たなコンセプトを提示
デベロッパーに直撃3|住友不動産
築55年でも1億円、分譲なのに賃貸仕様
中古マンションの選び方
デベロッパーに直撃2|野村不動産
デベロッパーに直撃1|三井不動産レジデンシャル
⑦管理|業界団体も本腰を入れ始めた
インタビュー/マンション管理業協会 理事長 岡本 潮
ご意見番に聞く、マンションの選び方1
ご意見番に聞く、マンションの選び方2
⑥立地|郊外マンションの現実
⑤価格|お宝物件の見つけ方
④モデルルーム|1000件超を訪問してわかったこと
③設備|「こだわりすぎ」とは言わせない!
②広告|違法でなければいいのか?
PART1 7つの購入チェックポイント|①広さ
マンションの罠
デベロッパーの売り方、全部バラす!
「初月契約率」は役目を終えた?
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内