「修繕積立金は毎年上げていただく形になりますね」。都内の新築マンションのモデルルームで営業マンは事もなげに言う。

商談席のテーブルの上にあるのはマンションの長期修繕計画。マンションは設備や塗装など、おおむね12年ごとに大規模な修繕工事が必要になる。新築マンションでは、デベロッパーが25~30年間の修繕計画を作成し、それに必要な額を試算として出している。分譲後、住民による管理組合がこれを参考に修繕費用を積み立てていく。

問題は、ほとんどの新築マンションの販売現場で示される修繕積立金が、今後の値上げを前提にしている点だ。下の図は、いずれも都内で現在販売中のマンションで提示された修繕積立金の推移。一般的にはAマンションのように、5~6年ごとに値上げが行われる計画になっている。