400万円超の値下げ物件も。売り主の事情を調べてみよう

「正直に言って、赤字です」。都内某所の閑静な住宅街にて販売中のマンションの一室。営業員はこう打ち明けた。

そのマンションは総戸数40戸強で、ほとんどは投資家向けのワンルームタイプ。だが、マンション建設予定地の自治体がワンルームタイプを規制していることから、一部住戸を複数居室のファミリータイプにせざるをえなかった。

売り主は投資用マンションの販売を得意とする会社だったため、実需の顧客への営業力が弱く、ファミリータイプの販売に苦戦。結局、損切りをしてでも資金回収を優先したため、別の業者に投げ売りされた。その結果、当初の価格より大幅に値下げして販売されている(上写真)。

このマンションのように、思わぬ低価格で販売されている物件がまれに存在する。多くは売り主であるデベロッパーの販売戦略によるものだ。