たかい・ひろゆき 神戸大学経営学部卒業、住友商事入社。非鉄金属本部で17年間、うち7年間は英国ロンドンで貴金属や、銅・アルミなどベースメタルの取引を担当。その後、金融事業本部長やエネルギー本部長を経て、住友商事グローバルリサーチ社長。2018年4月から現職。(撮影:梅谷秀司)

初戦アイオワ州での集計トラブルから波乱の幕開けとなった米民主党大統領予備選挙。中道派で最年少、同性愛者のブティジェッジ候補と社会主義者で若者に人気のサンダース候補は善戦した。オバマ政権で副大統領を務めた大ベテランのバイデン候補は苦戦が目立つ。最もトランプ氏に勝てそうな候補と党幹部が推す同氏への予想外の逆風が、指名争いをますます混沌とさせている。

そんな中、ダークホースとしてにわかに脚光を浴び始めたのがブルームバーグ元ニューヨーク市長だ。民主党の混戦ぶりを見かねて昨年11月に正式に出馬表明した。金融情報事業で築き上げた600億ドル(約6.6兆円)の巨大個人資産を、打倒トランプのために惜しげもなく投入する覚悟とされる。

同氏はテレビコマーシャルを中心に各種メディア広告などですでに3億ドル(約330億円)を選挙戦につぎ込んだ。アイオワ州など序盤4州の予備選をパスすると表明しており、14州が集中する3月3日のスーパーチューズデーがデビュー戦となる。