いけだ・じゅんいちろう 1956年生まれ。東京大学法学部卒業。経営企画部副部長、人事部長、定航部長、取締役専務執行役員などを経て2015年6月から現職。(撮影:梅谷秀司)

円高、市況変動など、海運業はこれまでにさまざまな試練に直面してきた。2008年のリーマンショックを契機として表面化した船腹過剰による影響は、10年にわたって続いてきた。その一方で、年ごとに伸び率のアップダウンこそあるものの、海上輸送の量自体は増加し続けてきた。しかし、今後もそうしたトレンドが続くとは言い切れない。米中など貿易摩擦の長期化に加え、近い将来、化石燃料消費の減少も想定されるためだ。一企業として持続的な成長をしていくには、総合的な競争力を身に付け、顧客や投資家から選ばれる企業にならなければならない。