ラスベガスのカジノ街。この風景が横浜で実現するのか、不透明な状況が続く

「うそつけえ!」「全然説明できてないじゃねえか!」。1月17日、横浜市南区の南公会堂で行われたIR(カジノを含む統合型リゾート)誘致の市民説明会。登壇した林文子横浜市長に向けて、反対派の市民から容赦ない罵声が浴びせられた──。

横浜市は2019年12月から20年3月にかけて、市内全18区でIR説明会の真っただ中にある。誘致を計画する山下埠頭が位置する中区を皮切りに、市長自ら1時間半の説明と質疑応答をこなす。

IRとはカジノの強力な集客力と収益性を基盤に、音楽ライブやスポーツイベントの会場、ショッピングモール、ホテルなどを集約して運営するリゾート施設だ。インバウンド政策の切り札として18年7月、特定複合観光施設区域整備法が成立し、国内で3カ所を上限に整備が認められた。