スクエア・アンド・タワー 上:ネットワークが創り変えた世界/下:権力と革命 500年の興亡史(ニーアル・ファーガソン 著/柴田裕之 訳/東洋経済新報社/各2500円+税/上395ページ、下500ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。
[Profile] Niall Ferguson 米スタンフォード大学フーヴァー研究所の上級フェロー、ハーバード大学ヨーロッパ研究センターの上級フェロー。中国・清華大学客員教授。著書に『憎悪の世紀』『マネーの進化史』『文明』『劣化国家』『大英帝国の歴史』『キッシンジャー』など。

本書は『タイム』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、今、世界で最も優れた知性の一人といわれる歴史学者ニーアル・ファーガソンが、過去500年にわたる世界の歴史を、国家や企業など「垂直に伸びる階層制組織(タワー)」と、革命運動やSNS(交流サイト)など「ヨコに広がる草の根のネットワーク(スクエア)」という斬新な切り口で読み解いた画期的な本である。

ファーガソンは、ニクソン政権とフォード政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官や国務長官を務めたヘンリー・キッシンジャーの伝記を書いているときに、彼はなぜあれほどまでに国際政治の舞台で影響力を持ち続けられたのかという疑問を抱き、本書の構想を思いついたという。