愛知県といってすぐに思いつく観光地はどこだろう。隣接する三重県には伊勢志摩、岐阜県には飛騨高山、静岡県には富士山や伊豆といった「鉄板」の観光地があるが、愛知県は中部地方の中枢ながら、「観光」のイメージは薄いかもしれない。だが、愛知県にもすてきな観光の街がある。今回は犬山市を取り上げよう。

犬山市は愛知県北部、木曽川が濃尾平野に流れ出る、扇状地の要に位置する人口約7万3000人の街だ。交通アクセスはよく、名鉄快速特急では名鉄名古屋駅からわずか25分で犬山駅に着く。犬山駅には名鉄小牧線、犬山線、広見線が集結。名古屋や岐阜方面への交通の要衝となっている。

この街のシンボルが国宝・犬山城だ。犬山城天守閣は、国内に12ある、江戸時代までに建設され、現存する天守閣のうちの1つ。また姫路城、彦根城、松江城、松本城とともに、天守閣が国宝に指定された5つの城の1つでもある。