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Q1. 「年末調整」ってなぜするの?

個人事業主は自分で年間所得と税金を計算して納税するが、会社員の場合、勤め先が毎月、源泉所得税を天引きし、税務署に税金を支払ってくれる。

その際、計算に使うのは、国税庁作成の「源泉徴収税額表」。ただ、簡素化するために、「給与は毎月同じ」「ボーナスは年5カ月程度」としているため、残業や昇給などによって、実際の所得や税額がズレてくる。年末調整とは、その差額を精算する作業だ。

差額の調整は12月、あるいは1月の給与支払時に行う企業が多い。税金を払いすぎた人は、その分が給与に上乗せされ、少なかった人は、追加の税金分が天引きされる。

控除の計算も行う

その際、「扶養控除」「配偶者特別控除」「生命保険料控除」といった計算も行う。「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」「給与所得者の配偶者控除等(異動)申告書」「給与所得者の保険料控除申告書」など、それぞれについて年末調整のための用紙があり、必要な書類が会社から渡される。生命保険なら、各保険会社から送られてきた控除証明書を添付して勤務先に提出する。こうした手続きによって、課税される所得が減るので、その税額分が還付される。