1月21日に国会内で会談した立憲民主党の福山哲郎幹事長(右)と国民民主党の平野博文幹事長(毎日新聞社/ アフロ)

次から次に長期政権の弊害が噴き出しているにもかかわらず、「安倍1強」が、なぜ7年間もの長きにわたって続くのか。その理由がわかるような出来事だった。

野党の第一党である立憲民主党の福山哲郎、第二党の国民民主党の平野博文両幹事長が1月21日、国会内で会談し、国民民主側が前日の党会合で協議を続けてきた合流問題に結論を出せなかったことを踏まえ、合流を見送り、通常国会での共闘や次期衆議院選挙に向けた協力を進めるということを確認した。

迷走続く合流協議

存続政党をどうするかなど合流のあり方や、一緒になった後の党名をどうするかなど根本的な課題で折り合わなかったためで、実態は破談である。合流を目指して協議を重ねながら破談になったこと自体も問題だが、事態はより深刻である。

それは、党内に早期合流論がある国民民主側が、この期に及んでも破談を認めず、話し合いの継続を求めているため、どっちつかずの宙ぶらりんの状態が続きそうだからだ。合意に至る見通しがないままに再び話し合いを始めても、迷走としか映らず、両党のさらなるイメージダウンにつながりかねない。

さらに衆議院解散までそのような状態が続けば、両党は選挙で協力できなくなる。両党がルーツを持つ旧民主党は分裂と離合集散を繰り返し、分立したことで、完璧な選挙協力を構築している自民、公明両党の勝利を許してきた。合流協議の破談とその後の推移は、それがまた繰り返されつつある兆しのように見える。