上海での「モデル3」引き渡しセレモニーで話すテスラのマスクCEO。テスラの値下げに地元勢は戦々恐々だ(AP/アフロ)

中国政府が進めている電気自動車(EV)補助金の削減・撤廃をめぐり情報が錯綜している。

1月11日に北京で開かれた「電気自動車百人会論壇」において、中国科学技術協会主席の万鋼氏は「2020年のうちは補助金政策を変えないでほしい」と補助金政策の現状維持を提案した。

その要請に応えるように、同席していた工業・情報化省(工信部)の苗圩(ビョウウ)部長(大臣)は、「今年7月1日まで補助金の追加削減はしない」と宣言し、聴衆から大きな拍手が湧き起こった。

だが関係者の安堵感も束の間で、その1時間後には工信部のスポークスマンがSNS(交流サイト)を通じて、「部長の『追加削減なし』は失言だった。今年の補助金追加削減案は未確定だ」と訂正のメッセージを流し、関係者を落胆させた。