イランによる米軍基地攻撃について語るトランプ大統領(右端はポンペオ国務長官)(CNP/ 時事通信フォト)

緊迫化した米イラン関係は全面衝突の一歩手前で回避された。いわゆる「寸止め」である。まずは一触即発の引き金となったイラン革命防衛隊司令官のガセム・ソレイマニ少将(62)暗殺に至る経緯を検証したい。

一連の動向を時系列で整理する。最大のポイントは、1月3日午前1時20分のソレイマニ司令官殺害に先立つ2日午前(米国東部時間)のマーク・エスパー米国防長官のツイートである。

To Iran & its proxy militias: we will not accept continued attacks against our personnel & forces in the region. Attacks against us will be met w/ responses in the time, manner, & place of our choosing. We urge the Iranian regime to end malign activities.

「イランおよび関連武装組織へ:われわれは、米兵士および軍に対する度重なる攻撃を容認しない。受けた攻撃に対する報復措置は適切な時期、方法、そして場所で順次行う。イラン政権に悪質な行動をやめるよう迫る」

事実上の殺害予告だ。それだけではない。米側は別のシグナルもイラン側に送っていたのだ。