江東区立第二辰巳小学校の児童たち。スクラッチやロボットを使い、反復や条件分岐といった基礎を学んでいた

プログラミングが小学校で必修化されるまで3カ月を切った。教育現場ではそれに向けた準備が急ピッチで進められている。

東京の江東区立第二辰巳小学校では、昨年10月から12月にかけて、5~6年生向けにプログラミングの授業を行った。視覚的にプログラミングできる子ども向け言語のScratch(スクラッチ、→詳細記事)やロボットを使い、実際に動かしながら順次処理や反復などの基礎を学ぶものだ。新貝朗校長は、「子どもは覚えるのが速い」と驚く。

スクラッチを使っていることからもわかるように、必修化の目的は、別記事『これから身に付けるべき言語』にあるような言語を習得させることではない。プログラミングを体験しながら論理的思考力を育むことが主眼だ。 

文部科学省が公示した新学習指導要領では、とくに算数、理科、総合的な学習の時間において、プログラミングと関係した学習活動を行うことが例示されている。第二辰巳小でも総合的な学習の時間を使って教えていた。必修化といっても、新しい教科になるわけではないのだ。加えて、「小学校卒業までにここまで身に付けるべきだという決まりはない」(文科省の相川修二・情報教育推進係長)。