だて・みわこ 1971年生まれ。96年慶応大学大学院修了。長銀総合研究所を経て98年森トラスト入社。2011年に森観光トラスト(現・森トラスト・ホテルズ&リゾーツ)社長。16年6月に父である森章会長の後継として社長就任。(撮影:今井康一)
2019年の訪日外国人数は3200万人前後の見込み。20年は東京五輪があり、もう一段の増加が期待される。受け皿の宿泊施設は5年で約8万室増えたが、富裕層向け高級ホテルの不足が指摘されている。世界の最高級ホテルブランド誘致に力を入れる森トラストの伊達美和子社長に展望を聞いた。

──活況の国内ホテル市場をどう分析していますか。

秋口から需要に不安が出てきた。台風など天候の影響で、伸びるべき時期に観光産業が弱含みなうえ、日韓問題で韓国からのインバウンドが減っている。そんな中、数年前から懸念していたバジェット(低価格)ホテルの過剰供給問題が顕在化し、関西方面、とくに京都で値崩れしつつある。

一方、われわれが京都で運営する米ホテルチェーン大手、マリオット・インターナショナルのラグジュアリー(最高級)ブランド「翠嵐(すいらん)」の単価は毎年上昇している。富裕層の受け皿たるラグジュアリーホテルはまだ足りない。

──「翠嵐」を利用する客層は。