ゴーン氏、「私は正義から逃げたわけではない」 合法的に通常の方法でレバノンに入国

✎ 1〜 ✎ 463 ✎ 464 ✎ 465 ✎ 最新
拡大
縮小
2019年12月31日、ベイルートのゴーン氏の別荘とみられるアパートの玄関に置かれた封筒。隣人が置いて行った(写真:REUTERS/Mohamed Azakir)

[ベイルート/東京(ロイター)] - 日産自動車から追放されたカルロス・ゴーン氏は2019年12月31日、日本の「不正な」司法制度から逃れるためにレバノンに逃れたことを明らかにした。世界的に有名な経営者が保釈中にどのような方法で逃亡したのか、多くの謎にあふれている。

ゴーン氏の突然の出国は、1年に及ぶドラマの最新の展開である。その間、世界の自動車産業を震撼させ、日産とその筆頭株主であるルノーSAとの関係を揺るがし、日本の司法制度に対する世界的な注目を引き起こした。

「私は今、レバノンにいます。もはや私は有罪が前提とされ、差別がまん延し、基本的な人権が無視されている不正な日本の司法制度の人質ではなくなります」と65歳のゴーン氏は31日に短い声明で述べた。

「私は正義から逃げたわけではありません。不公正と政治的迫害から逃れたのです。私は今ようやくメディアと自由にコミュニケーションできるようになりました。来週から始めることを楽しみにしています」

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内