香港人と大陸との意識は絶望的なまでに断絶(AFP/アフロ)

「香港人の気持ちはわかるが、こんな方法では何も変わらない」。香港で働く上海出身の金融マンは、催涙ガスを浴びつつ反政府デモを観察に行った。安全上の配慮から家族は上海に帰した。

金融センターとしての香港は、広東語が母語の地元出身者だけが支えているわけではない。1997年の香港返還以来、香港の大学への進学や企業への就職という形で大陸から高度人材が大量に流入して中国企業とのパイプ役を担ってきた。だが今や香港では街中で普通話(中国標準語)を話すだけで身の危険を感じるというほど反大陸ムードが高まっている。人材供給にはブレーキがかかりそうだ。

金融人材の流出を懸念