2019年7月以降の利下げが景気下振れリスクへの「保険になった」と語るパウエルFRB議長(picture alliance/アフロ)

「適温相場が戻ってきた」──米株式市場で再び楽観論が台頭している。米連邦準備制度理事会(FRB)による3度の予防的利下げで米景気の軟着陸が実現。2020年は潜在成長率(2%弱)並みの成長となり、現状の緩和的な金融政策が続くとの見方が強まっているためだ。

12月の米連邦公開市場委員会では、参加者17人のうち13人が20年の政策金利について横ばいを予想、4人が0.25%の利上げを予想した一方、利下げ予想は皆無だった。「インフレをもたらす需要面の圧力や著しい金融不均衡は見当たらない。20年は利下げも利上げもハードルが高い」と、みずほ総合研究所の小野亮・主席エコノミストもみる。

政策の枠組み見直し