業績が好調なのに相対的に株価が低く放置されている企業はどれか。ここでは今期最高益を更新する見込みにもかかわらず、株価が過去の最高値に比べて低い銘柄をランキングした。

バブル後の復活組が上位

上位の顔ぶれには、平成バブル時や2000年前後のITバブル時に人気化して暴落、その後復活した銘柄が少なくない。1位のSBテクノロジーはその典型例。ソフトバンクグループのシステム開発分野を担ってきた子会社で、1999年7月上場。同年11月に最高値4万4500円をつけたものの、リーマンショックのあった08年には200円まで下落した。その後も低迷が続いたが、16年に世界有数の半導体企業である英アーム社とのパートナー契約が好感され、急騰した。グループ向けへの依存度は近年大きく下がっており、クラウド化支援やセキュリティー、デジタルマーケティングに軸足を移行、今20年3月期も3期ぶりに最高益更新の見通しだ。直近では18年の戻り高値3310円から6割前後の水準にある。

2位のNEW ART HOLDINGSは銀座に本拠を置くブライダルジュエリー企業。婚約指輪や結婚指輪に特化したビジネスモデルに特色があり、94年に「ダイヤモンドシライシ」として設立されたのが始まりだ。上場の翌年の05年に1万7124円をつけた後、やはり08年には191円まで暴落した。その後長らく低迷が続いていたが14年のエステ事業買収による全身美容など事業の拡大をきっかけに株価はジワジワと上昇。19年は一時戻り高値で4ケタ超えがあった。今20年3月期は4年ぶりに最高益更新の見通しで、22年3月期までには台湾で宝飾店を20店体制に拡充するなど海外展開も積極的。香港市場への上場も狙う。