パックン(パトリック・ハーラン) 米国の名門・ハーバード大学を卒業後、来日。お笑いコンビのパックンマックンを結成。外国人の高学歴タレントとして、情報番組やバラエティー番組で大活躍。『大統領の演説』など著書多数。(撮影:今井康一)
本誌2017年大予測号において、トランプ大統領誕生を大いに嘆いたのがタレントのパックン。20年の大統領選を前に再び登場してもらった。

僕はもう2年前にトランプ再選を予想している。トランプはワンイシュー政策がうまい。中絶反対、銃規制反対……。そんな票を確実に取り込む。白人至上主義のデモ隊も「ファインピープル」だから、彼らは自分の町の工場が閉鎖されても、トランプ以外に投票しない。

米国には生涯共和党員が三十数%いて、ワンイシューで獲得した票を足すと50%近くの得票率でトランプが勝つ。大統領選のたびに勝利政党が変動する「スイングステート」でいくつか勝てば、仮に前回みたいに得票率で負けてもOKだからね。ウクライナ疑惑も結局は「ほら見てよ、俺、無罪だよ。茶番劇だ、陰謀の被害者だ」って、しつこいほど無罪をアピールするはずだよ。

民主党のバイデンは一言でいうと、おじいちゃん。ほぼ同い年のサンダース、ウォーレンに比べても、衰えがひどい。ディベートはもう支離滅裂。「おじいちゃん、何言ってんの?」だよ。サンダースは社会主義者。強い支持者はいるんだけど、今回は厳しい。