たかはし・ひとし 1947年生まれ。65年に茨城県立上郷高等学校卒業後、製菓会社などでの勤務を経て、74年ハイデイ日高の前身・来来軒に入店。2009年5月から社長。(撮影:今井康一)
首都圏を中心に中華料理チェーン「日高屋」などを展開するハイデイ日高。仕事帰りに少しだけ酒を飲む「ちょい飲み」需要を喚起し、2019年2月期まで16期連続で増収増益を達成してきた。しかし、今20年2月期は客足が遠のいたままで、既存店売上高は18年11月から19年11月まで13カ月連続で前年割れが続く。挽回策をどう考えているのか。

──ここにきて客足が鈍った要因をどう分析していますか。

以前はちょい飲みや、夜10時以降の飲み会の締めとして顧客がたくさん来店していたが、最近は少なくなった。背景には、企業の働き方改革がある。日高屋は駅前の繁華街でサラリーマンを主顧客として商売しているので、残業が減ったり早く帰宅して家飲みをしたりする傾向は逆風になる。

──日高屋は全社売上高の約95%を占めています。テコ入れは必須です。

日高屋は「駅前」「長時間営業」「低価格」という基本的なビジネスモデルを変えないが、今後は女性顧客を誘致していかなければならない。現在は女性比率が2割にとどまっている。人口の半分は女性なので、もっと女性に来店してほしい。子どもや家族層も誘致したい。