おかむら・ひでき 1955年生まれ。87年にセガ・エンタープライゼス(現セガ)に入社。2004年にセガ常務取締役、14年に社長兼COO、15年より現職。18年よりJeSU会長。(撮影:今井康一)
ゲーム対戦を競技として行う「eスポーツ」。米国や中国に比べ出遅れていた日本の市場も、ようやく盛り上がり始めた。プロスポーツのような興行に発展させることはできるのか。

──eスポーツという概念が日本でも広まってきました。

2年前は15%ほどだった認知度は、2019年9月時点で7割まで上がった。10〜20代では9割を超える。少年漫画雑誌が発表する「小学生が興味ある職業」ランキングでも、プロゲーマーが2位に入った。これは、(業界団体のJeSUが基準を満たした選手に有料で発行する)プロライセンス制度の確立と軌を一(いつ)にしている。

箔がつくからと、ライセンス取得を目標にする選手も出ている。このことで、ゲーマーが職業の一種という認識も広まっている。

非ゲーム業界からの注目度も高い。先日、JeSUの会員向けに活動報告をしたが、商社、損保会社、デベロッパーなど、非ゲーム業界から88社も参加した。産業としての可能性を評価してくれているのだろう。

──19年秋の茨城国体で、eスポーツ大会が初めて催されました。