(Kelly Sikkema on Unsplash)

過去最強クラスの台風や豪雨、夏の猛暑に見舞われた2019年の日本列島。気象庁の統計によると30年に1度ともいわれるこうした異常気象は、今後ますます増える見通しだ。

日本の平均気温は00年代以降、上昇傾向が目立った。気温が上がることで、大気中に含まれる水蒸気の量も増える。近年、1時間に30㍉を超えるような集中的な豪雨が増えているのはそのためだ。

気温の上昇は止まる気配がない。国際的な専門家の知見に基づく「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の評価報告書は、21世紀の終わりにかけて地球の平均気温が20世紀末より最大4.8度上昇すると予測した。すでに世界各地では、海氷の融解や海水面の上昇が進む。深刻な影響は生態系だけでなく、人々の生活や健康にも広がっている。