Ezra Feivel Vogel 社会学を専門に日本、中国を研究。1979年にベストセラー『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を出版。近著に『日中関係史 1500年の交流から読むアジアの未来』(日本経済新聞出版社)。(撮影:今井康一)

エズラ・F・ヴォーゲル・米ハーバード大学名誉教授は日中両国の研究で世界的な評価を得ている希有な存在だ。2020年の日米中関係の展望を聞いた。

──香港では反政府デモが長期化し、混乱が収まりません。

中国共産党は香港の状況を非常に懸念している。反政府デモのような実力行使で民衆の要求が実現するような事態になれば、今後も同じような行為が続く。

北京は香港の混乱を抑え込みたいが、人民解放軍を送れば民衆の反発が高まり、香港はより混乱する。世界からもさらに批判される。香港警察に任せるはずだ。